本で死ぬ ver2.0

基本的には本の話。でもたまに別の話。

文化

『大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ』(岡田斗司夫・著)のレビュー

ここのところブログの更新が滞り気味なのは仕事がいろいろ忙しくてあまり本を読めなかったというのもあるのですが、同時に「これはおもしろい。紹介せざるを得ない」と感じるような本に出会えなかったことも理由の1つにあるような気がします。 おもしろい本…

『職業としての編集者』(吉野源三郎・著)のレビューになっていない

職業としての編集者 (岩波新書) 作者:吉野 源三郎 発売日: 1989/03/20 メディア: 新書 私はこれまで「自分の人生を変えた本」というに出会ったことがありません。 いや、たぶん私の思考に多大なる影響を与えて、いまの私をかたちづくった本は無数にあるので…

『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』(山下泰平・著)のレビュー

最近はブログから書籍化するケースが増えてきましたね。 ブログの記事が元になった書籍をまたブログで紹介するというのは、ちょっと変な感じがします。 だったら元ブログを紹介したほうが話が早いんじゃないかな、とか。 今回紹介する本も、元はと言えばバズ…

ものづくりの鉄則について ~『手塚治虫のマンガの描き方』

絵が描けたらいいなあ、と思うことはだれしも一度はあると思う。

本当はすごくマジメで努力家なバッタ博士の珍道中 ~『バッタを倒しにアフリカへ』のレビュー

本日紹介するのは、新書対象2018に選ばれたこちらの一冊。 「新書大賞」というのは中央公論新社が開催しているもので、独自にその年の「最高の一冊」を勝手に選んでランキングするという、まあ端的に言えば「話題作りのための賞」だ。

アウトサイダーは幸せなのか? ~『アウトサイドで生きている』のレビュー

取材は2通りある。 「メッセージ」が目的の取材と、「人」が目的の取材だ。

アメリカの貧困層のリアル ~『ヒルビリー・エレジー』のレビュー

ドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領に決まったのが2016年11月のことだ。

平安時代のDQNはタチが悪い~『殴り合う貴族たち』のレビュー~

平安貴族……というと、『源氏物語』や百人一首など、色恋沙汰にうつつをぬかしながらのほほんと和歌でも詠んでいた人たちというイメージが強いと思うが、当然ながら彼等だって人間なので、怒りに身を任せて罵詈雑言を吐いたり暴力をふるったり殺人を犯したり…

私たちは野グソをすることしかできない~『くう・ねる・のぐそ』のレビュー~

現代社会に生きる人は誰しも、多かれ少なかれ「固定観念」や「常識」「思い込み」を背負って生きている。

奇門遁甲がおもしろすぎる

占いだい好き徒花です。

『幽霊学入門』ほかのレビュー~幽霊に関する考察

去年、上野で開催されていた「幽霊画展」を見に行った。 (この記事は1万6,000字くらい。つまり、クソ長い)

『ポリアモリー 複数の愛を生きる』『はじめての不倫学』のレビュー~ベッキーの不倫問題とポリアモリー~

タレントのベッキーがバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル、川谷絵音(かわたに・えのん)と不倫していたということでニュースになっていて、今朝、ふとフジテレビの『にじいろジーン』の冒頭をちらっと見ていたら、まったくなんの説明もなくサラリと番組が…

『世界屠畜紀行』のレビュー~日本人が屠殺場を忌避する理由~

ブログを初めてはや半年が経つ。はやい。

『モンスターの歴史』のレビュー~時代によって変わる「怪物」~

『空の境界』のなかで登場人物のひとり、蒼崎橙子さんは「怪物の条件」というものを3つ挙げている。(マメ知識:徒花は好きなキャラクターは「さん」付けで呼ぶ)

『奇想の画家たち』のレビュー~西洋美術界の奇人変人~

みなさん、美術は好きですか?

『日々是好日』ほかのレビュー~畳のヘリを踏んではいけない理由~

先日、とあるブログを読んでいて、そこに「畳のヘリを踏んではいけない理由」について言及されていた。

『AVビジネスの衝撃』のレビュー~AV(アダルトビデオ)業界のこれから~

今回のテーマはオーディオビジュアルじゃないほうの「AV」である。

『アイドル国富論』ほかのレビュー~呪いのエントリー~

シルバーウィークが、終わった。だいぶ前に。