本で死ぬ ver2.0

基本的には本の話。でもたまに別の話。

年末年始はとりあえずこの本を読んどけ10選 2016年版(ビジネス・実用書・自己啓発編)

f:id:Ada_bana:20161229101356j:plain

年の瀬も近づく今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

もくじ

 

年末年始はきっとみんな暇で死ぬと思うので、私が2016年に読んだ本の中でおもしろかったものを10冊選んで紹介する。

「小説編」はこちら

「エッセー・ノンフィクション・その他編」はこちら

 

①『広告コピーってこう書くんだ!読本』谷山雅計

 

広告コピーってこう書くんだ!読本

広告コピーってこう書くんだ!読本

 

 

いわゆるコピーライティングの本だが、それにとどまらず企画全般を考えるときに役立つ知識を分かりやすく学べる良書。感想はこちら

 

②『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 

心理学の側面から「どうやったら自分の悪しき習慣を変えられるか」を考える自己啓発書。ユーモアに富んでいて、とても納得させられる。売れるのもわかる。感想はこちら

 

③『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』深沢真太郎

 

数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。

数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。

 

 

ビジネスで役立つ数学的な考え方をストーリー仕立てで教えてくれる一冊。キャラクターも良く練られていて、純粋に読むだけでおもしろい。あまり数学の細かいところや突っ込んだ部分はなく、あくまで「数学的思考」がメインなのも◎。感想はこちら

 

④『鬼谷子』高橋健太郎

 

鬼谷子: 100%安全圏から、自分より強い者を言葉で動かす技術

鬼谷子: 100%安全圏から、自分より強い者を言葉で動かす技術

 

 

古代中国のマイナーな思想家・鬼谷子の教えから、相手の心を操る禁断の術をコミュニケーション術に応用する方法を伝えてくれる本。まず内容が珍しいし、しかもわかりやすくて読みやすい。感想はこちら

 

⑤『本の逆襲』内沼晋太郎

 

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

 

 

こちらは出版業界以外だとあまり役立たないかもしれないが、一冊だけ。出版業界では明るいニュースを探す方が難しいが、なんとなく希望を抱かせてくれる。業界研究にはいいかもしれない。感想はこちら

 

⑥『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャーインスティテュート

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
  • この商品を含むブログ (421件) を見る
 

 

すべての人間関係で活用できる「自分の『箱』」について学べる自己啓発本。ストーリー仕立てになっていて、途中からちょっと小難しくなってきたりするが、おおむね分かりやすくてためになる。感想はこちら

 

⑦『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』山崎元

 

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

 

 

ビジネス書に入れていいのかは微妙なところだが、資産運用の本である。この本のすごいのは、「ルポライティング・ビジネス書」というこれまでにない形態を生み出したところ。そしてすごいおもしろい。売れるのも納得。感想はこちら

 

⑧『ハイ・コンセプト』ダニエル・ピンク

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

 

これはもう名著。これからの時代でも「価値のある人間」でいるためにはどうすればいいのか、その答えが導き出されている。感想はこちら

 

⑨『議論のレッスン』福澤一吉

 

議論のレッスン (生活人新書)

議論のレッスン (生活人新書)

 

 

普段、何げなく使っているものの言い方をつきつめ、相手にだまされたりしないようにしたり、相手を説得するのに役立つ考え方がまとめられた良書。また、自ら考える力も身につく。感想はこちら

 

⑩『世界最強の商人』オグ・マンディーノ

 

世界最強の商人 (角川文庫)

世界最強の商人 (角川文庫)

 

 

世界的に有名な自己啓発書。物語形式になっていて、世界最強の商人が自分の跡継ぎに自分の成功の秘密を語るストーリでつづられる。読ませ方が非常にうまく、実践してみようという気分にさせてくれる。おもしろい。感想はこちら

 

ベスト・オブ・ベストは……

 

バスと・オブ・ベストは『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』山崎元!

 内容はいわゆる初心者向けの資産運用方法なのだが、ライターさんが自ら学びつつ、読者がそれをついた意見できる体裁というのはビジネス書の新しいかたちを予感させた。

 

ビジネス書は基本的に、「売れてる本がおもしろくて役に立つ」と考えてもらえればまあ間違いない。

 

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

 

 

では、良いお年を。