最近の売れてるビジネス書、実用書(2017年8月2日)
●取次や大手書店の売上データに個人的な感覚・好みをバイアスとして加えて選定
●新書、文庫は含まない
●基本的には最近発売された新刊がメイン
『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』
1日5分、テレビを見ながらでもできるトレーニングで肺炎を予防できると謳った健康書。著者は嚥下治療を専門分野にする医学博士。単純明快なメソッドは魅力的。
『歯科医が考案 毒出しうがい』
こちらは1日3回、食後のうがいで糖尿病や動脈硬化、認知症などの予防を謳った健康書。ちょっと回数が多くて面倒だが、「毒出し」という言葉が持つイメージをうまく利用したいいタイトル。著者はメディアにもよく出演する歯学博士。
『誰がアパレルを殺すのか』
アパレル業界に蔓延する構造的な問題を抉り出し、問題提起する一冊。ネットではその古臭い構造が出版業界と似すぎていると話題に(実際、タイトルは佐野眞一氏の『誰が「本」を殺すのか』をオマージュしている)。著者は長年アパレル業界を取材し続けてきた記者。
『図解自分を操る超集中力』
【メンタリストDaiGo オリジナルのダウンロード特典あり】図解 自分を操る超集中力
- 作者: メンタリストDaiGo
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者はご存知のメンタリスト。ヒット作『自分を操る超集中力』をイラストや図版でよりわかりやすくした一冊。メンタリストのメソッドを使って「自分自身を操り」、やる気を引き出す方法を教える。
『さりげなく人を動かす スゴイ!話し方』
ヒット作『やる気のスイッチ! 』の著者が30年間暖め続けたらしい「最強のメソッド」を始めて公開した一冊。コミュニケーションが苦手な人はもちろん、管理職の人にもおススメの、「相手のやる気を引き出す話術」がある。
『図解・モチベーション大百科』
リーダーシップなども研究している著者が、「やる気を引き出す方法」をとにかくたくさん集めて100通りにまとめた一冊。スタンフォード大、ハーバード大、コロンビア大、プリンストン大、ペンシルバニア大など数々の一流研究機関でおこなわれた実験であるというのが根拠になっている。
『バカは最強の法則』
バカは最強の法則: まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」負けない働き方
- 作者: 堀江貴文,真鍋昌平,松本勇祐
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/07/28
- メディア: 単行本
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ホリエモンのメソッドを『闇金ウシジマくん』の作者・真鍋昌平氏がデザインしたキャラクターで、ストーリー形式で学べる一冊。とにかく手早く、わかりやすく読めると好評。
『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』
マンガ家の著者が自分の人生経験を元に、自分の娘に当てて書いたという体裁の一冊。普段の毒舌っぷりはなりをひそめ、世の若い女性・・・・・・というよりも若い女性を子供に持つ母親に訴えかける内容。
『虹色のチョ-ク』
社員の約7割が知的障がい者で構成されているチョーク製造会社・日本理化学工業株式会社を、ルポライターが描いたノンフィクション。意外と人々が知らない知的障がいのリアルと、日本の福祉・労働問題にも切り込む。
『そのままでいい』
Instagramで13万人を超えるフォロワーを持つ著者が、いろいろ生きていくのがつらい人に向けて送った言葉を一冊にまとめた本。人気アーティスト平山昌尚氏のイラストとともに紹介されている。
『宝くじで1億円当たった人の末路』
「宝くじで1億円当たった」「キラキラネームを名づけられた 」「友達ゼロの孤独な生活を貫いた」など、実際にそうなったらどういう末路が待っているのかを、それぞれの経験者や専門家に聞いてまとめた一冊。