本で死ぬ ver2.0

基本的には本の話。でもたまに別の話。

シーのディズニー・ハロウィーン2015に行ってきたヨ!

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病み上がりで東京ディズニーシーへ行ってきた。

もくじ

 今回の目的はあくまでハロウィンイベント

そう、朝の5時に起きて7:30にはコンビニのおにぎりを食べながら開園をスタンバイし、閉園である夜の10時までいたわけだ。疲れた。とはいえ、今回の目的はあくまでハロウィンイベントを楽しむことだったので、インパと同時にトイマニファストパスを取りに走るということもなかった。乗ったアトラクションは『インディ・ジョーンズ』『海底2万マイル』『マジックランプシアター』のわずか3つである。改めて振り返ると、なかなか渋いチョイスである。

当日は日曜日だったこともあり、かなり混みあっていた。そのうえ、『アクアトピア』と『レイジングスピリッツ』が終日操業を停止していたので、その分、ほかのアトラクションなどの行列が長くなったような印象だ。

天候は快晴で、日なたにいるとかなり暑かった。ただし湿度が低かったのか、日陰に入って風が通るとびっくりするくらい涼しい。そして日が沈むと昼の暑さがウソのように寒くなった。いまぐらいの時期は、もしかすると一番昼夜の寒暖の差が激しいのかもしれない。

今年のハロウィーンの不満点

さて、今回のお目当てはディズニー・ハロウィーン2015の各種イベントである。パーク内の外套などにマレフィセントやフック船長、アースラといったおなじみのディズニーヴィランズが顔をそろえていた。

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【公式】東京ディズニーシー|東京ディズニーリゾートより

ただし個人的には、一番お気に入りのヴィランズがいなかったのが不満である。徒花が好きなのはファウルフェローだ。この名前を聞いてすぐにキャラクターの顔を思い浮かべられる人は、相当のディズニー通だとお見受けする。ファウルフェローは、彼だ。

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本名はジョン・ワシントン・ファウルフェロー。『ピノキオ』に登場するキツネの詐欺師である。「正直ジョン」といったほうがピンと来るかもしれない。なぜかディズニーランドのほうではキャラクターのマスコットがよくフラフラしているので、名前は知らなくても顔を見ればピンと来る人もいるだろう。

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ちなみに彼、一応ヴィランズの一員にカウントされているが、なかなか特殊なキャラクターである。

トラウマディズニーアニメ『キノピオ

そもそも、『ピノキオ』という作品は怖いキャラクターが多く、子どもがみるとなかなかトラウマになるシーンも多々ある。人形一座の親方である怖いオッサン・ストロンボリや、悪い子どもをロバに変身させるコーチマン、そしてクジラという生き物の負のイメージを一身に背負い、ピノキオを丸呑みにするモンストロなどである。そうした面々と比べると、ファウルフェローはぜんぜん怖くない。悪知恵が聞いて口が達者だが、乱暴はしないしどこかひょうきんだ。ほかのヴィランズのような恐ろしさがあまりないのである。

そして、これがかなり特殊なポイントだが、じつはファウルフェローは成敗されないのである。作中でいろいろ痛い目には遭ったりするが、最終的にはピノキオをだまくらかしてコーチマンに売り払い、そのままトンズラしてしまうのだ。ここが、ほかのヴィランズともっとも違う点だろう。とにかく、ヴィランズの祭典なのに彼の姿が見えなかったのが徒花としてはまず残念なポイントだった。彼はランド専門なのだろうか。

その代わりなのか、ヴィランズのメインメンバーにハデスさんが加わっていた(しかもパニックとペインも一緒に)。あの、愉快な冥府の神様である。ヘラクレスは個人的にディズニー長編アニメーションの中でも1、2位を争うほどのおもしろさだと思うので、見てない人は見るべし。

もうひとつ、今回のディズニーハロウィーンで残念だったのは、せっかくヴィランズがフィーチャーされてるのに、ヴィランズグッズをぜんぜん売っていなかった点だ。これは大変ケシカラン。

徒花は去年のハロウィンでファウルフェローのパーカーとパンツを購入したから楽しみにしていたのだが、肩透かしを食らった気分だった。私はしっかりファウルフェローのパーカーを着ていったのだが、やはりアイテムがない以上、ヴィランズのグッズを見につけている人はほとんど見かけない。稀に、私と同じく去年買っていたのだろうヴィランズの服を着ている人はいたが。

カレー食べるのに100分待ち……

その代わり、といってはなんだが、充実していたのがパーク内の飲食物の限定メニュー。白雪姫の女王の毒リンゴをモチーフにしたカクテルや、

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テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ 【公式】店舗別レストランメニュー | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾートより

クルエラをイメージしたストロベリー・ゼリー・サンデーなどなど。

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リバティ・ランディング・ダイナー 【公式】店舗別レストランメニュー | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾートより

ちなみに徒花はアルコールが飲めないし、ゼリーが嫌いなのでどちらも食べていない。

そして、おひるごはんとして食べたのがコチラだ。

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カスバ・フードコート 【公式】店舗別レストランメニュー | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾートより

これはアラビアン・コーストにあるカスバ・フードコートの限定メニューで、アラジンのヴィランズ、ジャファーをイメージしたカレーである。昼時に行ったのが悪いのだが、延々と行列が続いていて、最後尾は100分待ちとなっていた。レストランで食べるのにこんなに並んだのは初めてである。ただし、ディズニーの場合、待ち時間はたいてい実際よりも長めに表示してあるので、実際に並んだのは60分くらいだったろうか。ちなみにこのメニュー、当然ながら味に過度な期待はしてはいけない。

ショーは、まあまあ

んで、期間限定のショーは「ザ・ヴィランズ・ワールド」だ。

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【公式】ザ・ヴィランズ・ワールド | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾートより

今回特徴的だったのは、あくまでミッキーをはじめとしたいつものキャラクターたちとヴィランズたちが対立構造になっていなかった点。普通のパターンだと「ハロウィーンヴィランズに乗っ取られた!」という状況が多いわけだが、今年のものは純粋にヴィランズが主催したパーティにミッキーたちが招かれて一緒にハロウィーンを楽しむという趣向だった。そのため、主要キャラたちはペアになっているヴィランズをまねた格好をしている。

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ハデスさんの山車

ただ、これは全般にいえることだが、シーのショーは迫力に欠ける。やっぱり観客と山車の間に距離があるためだろう。ランドの場合、ショーは山車が観客のすぐそばを通るので大きさが変わらなくてもインパクトが増すのだ。水をバシャバシャまき散らす夏のショーならいざ知らず、それ以外だったら個人的にはランドのショーのほうが好きだ。

ファンタズミック!を見るなら断然、正面がおススメ

あと、久しぶりに夜のショーファンタズミック!」をみた。ファンタズミックはずーっとどの季節に行ってもやっているショーだが、大がかりな仕掛けがいろいろとあり、完成度が高いのでこれはみていてとても楽しい。

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【公式】ファンタズミック! | 東京ディズニーシー | 東京ディズニーリゾートより

ただし、当日は風が強くなってきていたため、花火がなかったのが残念だった。また、水を吹きかけてスクリーンのようにアニメーションを移す仕掛けも、強い風のせいで全然見えなかった。

ちなみにこのショー、見るなら断然、正面の位置がおススメである。斜めから見ると中央にある帽子型のスクリーンに映るアニメーションが変な具合に切れてしまうので、きれいに見えないのだ。また、最後にマレフィセントドラゴンが出現するところも、正面からだとちょうど現れるところが死角になっていて直前までわからないので、暗闇の中からいきなりドラゴンが出てくるように見えるのである。

ただし、正面の位置はかなり人気なので、場所取りには時間がかかることは覚悟しなければならない。時期や曜日によっても変わるだろうが、ベストポジションを陣取るためには2~3時間前には確保しなければならないだろう。大変である。徒花も夜の8時にはじまるショーのために、6:30くらいには場所どりを始めた。

おわりに

――ともあれ、今回もなかなか楽しめた。次はクリスマスだろうか。今度はランドのほうに行くかもしれないが。

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それでは、お粗末さまでした。