本で死ぬ

基本的には本の話。でもたまに別の話。

アルチンボルド展に行ってきたので、あなたも行くべき理由を33個挙げる

アルチンボルド展に行ってきた。


今回はアルチンボルド展に行くべき理由を33個挙げる。それくらい素晴らしい展覧会だった。

 

 

1.涼しい

美術館のなかは、冷房がガンガンに効いている。つまり、涼しい。

 

2.「考える人」が見れる

国立西洋美術館の敷地内にはミケランジェロの『地獄の門』や『考える人』の像がある。これらは一年中いつでも見られるが、アルチンボルド展をやっているときに敢えてこの銅像だけ見て帰るのもオツな楽しみ方ではある。お金もかからないのも素晴らしいポイントだ。

 

3.チケットがきれい

私はセブンイレブンでチケットを買ったのでどういうデザインなのか知らないが、たいてい美術館のチケットはちょっと凝ったデザインなので、アルチンボルド展のチケットもきっときれいだと思う。しかも、チケットの半券は持ち帰れるので、使い道はわからないが、きっといろいろと使い道がある。

 

4.ナンパができる

熱心に鑑賞している女性がいたら、さりげなく「この画家は長い不遇時代があったんですよ」などと、ガイドのように次々と知識を披露する。「アートジジ」になりきれば、自然と会話が生まれます。美術館には“おじさん”好きな知的女子や不思議ちゃん系女子が訪れていることが多いので、特に狙い目です。

美術館ナンパに走る老害と、彼らがセクハラしかできない理由【勝部元気のウェブ時評】 - エキサイトニュース(1/3)

 

5.イスに座って休める

アルチンボルド展の会場には、たまに椅子がある。つまり座って休める。イスは最高だ。

 

6.薄暗くて目に優しい

アルチンボルドの絵が飾ってある会場は、日光が遮断されていて薄暗い。つまり、サングラスをかける必要はない。これは目に優しい。

 

7.上野藪そばがうまい

アルチンボルド展が開催されている国立西洋美術館から上野駅のほうに向かって通り過ぎ、御徒町のほうに向かったところにあるこのソバ屋はうまい。高くて行列ができていることが多いが、うまい。

allabout.co.jp

 

8.新宿の高島屋に入っている小松庵もうまい

そばといったら、新宿の高島屋に入っている小松庵はちょっと珍しくゴマだれで食べられる。うまい。

小松庵---そば処総本家 手打ち蕎麦 さくら蕎麦

 

9.J.S. BURGERS CAFE 新宿店もおいしい

新宿と言ったら、最近食べたこちらのハンバーガーもおいしかった。バスタ新宿、ブルーボトルコーヒーのそばにある。サンデーがおいしい。

burgers.journal-standard.jp

 

10.the 3rd Burgerもおいしい

ハンバーガーと言えば、西新宿のほうにあるこちらのお店もオススメだ。いわゆるファストフードとグルメバーガーの中間に位置するポジションで、リーズナブルな価格でありながらそれなりにおいしいハンバーガーが食べられる。大学生のデートにピッタリ。

www.the3rdburger.com

 

11.池袋にはペンギンバーもある

デートと言えばおすすめなのは池袋のこちらのお店。店内に本物のペンギンがいて、いつでもペンギンを見られる。臭いはしないので安心。どこかで食事をした後こちらのバーにしけこもう。

www.penginbar.jp

 

12.サンシャイン水族館がリニューアルした

池袋と言えば、7月12日にこちらもデートでおススメのサンシャイン水族館がリニューアルオープンした。デザインしたのは日本で唯一の水族館コーディネーター・中村元氏。この間、『マツコの知らない世界』にも出ていた。ちなみに私は中村氏に会って話をしたことがある。えっへん。

www.sunshinecity.co.jp

 

13.中村氏の水族館本はおもしろい

中村元氏はサンシャイン水族館だけでなく、全国の様々な水族館を手掛け、増客請負人を自称している。彼が大事にしているのは「水塊」をいかに感じてもらうかということだ。詳しくは本書を参照のこと。 

常識はずれの増客術 (講談社+α新書)

常識はずれの増客術 (講談社+α新書)

 

 

14.ケント・ギルバート氏の本が売れている

講談社+α新書と言えば、最近はケント・ギルバート氏の中国と韓国をこき下ろした新刊がめちゃくちゃ売れている。ギルバート氏はかつては普通のタレントだったが、いつのまにかすっかり右翼系の人になっていた。ちなみに、私はとあるパーティでギルバート氏となんか話をして名刺交換をしたことがある。えっへん。

 

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)

 

 

 15.百田尚樹氏の本も相変わらず売れている

右翼と言えば百田尚樹氏の本も売れている。これはタイトルの付け方もうまくて、中身をパラパラと立ち読みしてみたが、小説家としての百田氏の魅力を適度に生かしたユーモアあふれる、いかにも韓国を小ばかにした内容となっている。右翼にしろ左翼にしろ、何かしら強い主義思想を持っている人は出版業界のお得意様である。

 

今こそ、韓国に謝ろう

今こそ、韓国に謝ろう

 

 

16.『ラディアン』を読んだ

飛鳥新社と言えば、最近この会社が出版している『ラディアン』というコミックを読んだ。著者は生粋のフランス人で、フランスで日本風のマンガ(マンフラ)を描いている。絵はうまいし、世界観やキャラクター作りもまさにジャンプの王道的なセオリーに従っているが、ちょっとノリが古臭いのが玉に瑕。 

RADIANT (EUROMANGA COLLECTION)

RADIANT (EUROMANGA COLLECTION)

 

 

17.VR ZONEに行きたい

ジャンプと言えば、最近新宿にできた新しいレジャースポットに行ってみたい。ここはドラゴンボールをはじめとしたいくつかのVRアトラクションがあり、楽しそうなのだ。私が初めてVRを体験したのは、たしか上野で開催されていた『進撃の巨人』展だったと思う。その後、池袋のスカイサーカスにも遊びに行った。

vrzone-pic.com

 

18.深海展もやっている

上野と言えば、じつは現在、国立科学博物館で深海展もやっている。そして、実は先日、こちらも行ってきた。鬼混みである。小学生や中学生、およびそれらの保護者がうだるような暑さの中で行列に並ぶ。ようやく入場できても、そこは人ごみに次ぐ人ごみで、とてもゆっくり展示物を見ることなどできない。しかも、いまは夏休みに突入したので、日本全国から子どもたちとその家族が押し寄せているだろう。

shinkai2017.jp

 

19.すいてる

アルチンボルド展は深海展と比べるとすいていた。夏休みに入った今は、もっと混んでいるかもしれないが、それは知らない。

 

20.海洋堂のフィギュアが買える

話は『深海展』に戻るが、お土産コーナーにはガチャガチャがあって、1回500円であのクオリティの高さで有名な海洋堂の深海魚ミニフィギュアが手に入る。種類は全部でたしか6種類で、そのうち3種類はこの会場でしか手に入らない限定品だ。ちなみに、私は1度だけ回して、見事に会場限定品であり、しかもポスターにも登場していたマスコットキャラのひとつデメニギスを入手した。うれしい。

logmi.jp

 

21.常設展も見れる

美術館フリークにとっては常識だが、特別展のチケットを買うと、だいたいその美術館の常設展もみることができる。ぶっちゃけたいしたものはないのだが、それでも国立西洋美術館はルーベンスやクールベ、マネ、モネ、ピカソなどの作品がある。

 

22.パンダも生まれた

上野公園にある上野動物園ではパンダの赤ちゃんが生まれた。赤ちゃんはまだ一般公開されていないので動物園に行っても全くその姿は見ることができないが、赤ちゃんパンダが吸っているのと同じ匂いを感じることくらいはできるかもしれない。

 

23.牛の力もおいしい

牛丼ならぬ牛力丼が食べられる上野のお店。カウンターのみなのでカップルやファミリーには向かない。一杯600円くらいと、チェーン店よりちょい高いが、やはりいい肉を使っているのでうまい。

retty.me

 

24.竹中直人の美声が聞ける

アルチンボルド展の音声ガイドは竹中直人がやっているので、520円で購入すれば竹中直人が作品を解説してくれる。私は買ってないので具体的に何を説明してくれるのかサッパリわからないが、以前、別の美術展でやはり竹中直人が音声ガイドをやっていて購入した際は、けっこう冗談やおふざけを交えてくるので不快だったことは申し伝えておく。

 

25.音声ガイドに芸能人を使う意味がわからない

最近の美術展ではよく芸能人の音声ガイドを使っているが、意味がわからない。たとえば、宮野真守とか花澤香菜みたいに人気声優を使うなら、普段美術展に来ないアニメファンを呼び込む要因になりうるので、個人的な賛否は別にしても、まだ意図は理解できる。もしくは、AKBとかのアイドルを使うのも、個人的な好き嫌いはまったく別にしても、まだ理解はできる。しかし、竹中直人の声が聞きたいがためにアルチンボルド展に行く人など、1万人に1人いるかいないくらいだろう(竹中直人ファンには前もって謝罪しておく)。たしかにアルチンボルドはユーモラスな絵画も描くが、だからと言って音声解説までユーモラスである必要はまったくないし、美術館を訪れるクラスタがそうしたニーズを持っていないことは想像がつく。私にはなぜこの展覧会の音声ガイドが竹中直人であるべきなのかの説明ができないし、そうでないなら、それこそ『日曜美術館』のように、無名でもいいからとにかく静かなトーンで淡々と語るナレーターさんがいいと思っている。

 

26.なぜ私は「33」と書いてしまったのか

このエントリーを書きはじめてから早一週間がたつ。最初の10個くらいはすぐに思い浮かんだが、それから先がなかなか続かない。だいたい、最初に仮タイトルで「33の理由」と銘打ってしまったが、別に誰に見せているわけでもないんだから、キツかったら「25の理由」に書き換えてしまえばそれで問題は解決するはずだ。にもかかわらず、なぜ私はいまだにちょっとした時間を見つけてこのページを開いてはうんうん唸っているのか。それは当初の自分に負けたくないとかではなく、むしろ「自分のケツは自分で拭く」というオトナとして本来あるべき姿を、世の人々に知らしめる目的があるといっても過言ではない。

 

27.1000案のタイトル

そういえば、以前に聞いた話だと、某ビジネス書の大手出版社に勤めるとある編集者は、新しい本のタイトルを考えるときに1000案出すという。たしかに本のタイトルは大事だが、なぜそんなに出すのか? それは「思考を止めないため」だ。つまり、「1000案出す」と最初に数を決めてからタイトルを考え始めれば、200案考えても「まだ800案考えないといけない」ので考え続けざるをえない。普通、200案も出せば「これ、いいタイトルじゃね?」と納得できてしまうものが2~3出てきてしまうものだが、そこで思考を停止させると、さらにいいかもしれないタイトルを自ら捨ててしまうも同然なのだ。

 

28.書くことなんてないのが普通

私は以前の仕事で雑誌やムック(たまに新書も)の文章を書くライター稼業もやっていたが、基本的にテーマが与えられても「書くことがそんなにない」というのが実際のところ、けっこうな割合である。にもかかわらず、文字量と締め切りは決まっていて、しかも書く側それで金を儲けようとしているのだから、始末に負えない。その点、ブログは別に誰にスケジュールを切られているわけでもなく、テーマを指定されているわけでもないので非常に気楽だが、それでも、やはりこのように「なんとかして書かざるを得ない状況」を自ら作り出し、追いこんでいくことも必要なのではないかと考えている。「これを書き上げたとき、自分のなかの何かが変わる」と信じて、実際に描きあげてもそんなに変化がないのを感じるのも、また人生の妙味である。

 

29.『四季<春>』は女性

今回の展示会の目玉は何と言っても連作『四季』と『四大元素』だろう。これはまず、それぞれの季節を象徴するモノで人物の横顔を形成した『四季』が人気を博したので、その後に『四大元素』が描かれた。これらはそれぞれ対応していて、「春と空気」「夏と火」「秋と土」「冬と水」を隣り合わせに飾ると、それぞれの中に描かれている人が向かい合っていることがわかる。ちなみに、『四季』の春はおっさんのように見えるが、女性である。

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アルチンボルド展 公式サイトより

 

30.うまくすれば講演会も楽しめる

今後、8月4日にプリンストン大学のトマス・ダコスタ・カウフマン教授の講演(同時通訳付き)、8月26日は東京藝術大学の田辺幹之助の講演会が開催される。チケットを持って会場の30前から配っている整理券を手に入れれば聞けるやつだ。

 

31.グッズも買える

ミュージアムショップ(いわゆるお土産屋)にはさまざまなグッズが販売されている。ポスターや絵葉書、ハンドタオルやデザイントートバッグならまだ理解できるが、「かりんとう」や「フリーズドライフルーツ」「トランプ」だとちょっとひねりすぎていて違和感しかない。しかし、美術館のこういうグッズは開催期間終盤になると品切れになる可能性があるので、欲しいものがある場合は早めに行った方がよい。

 

32.公式ツイッターが割と楽しい

 割と楽しい

twitter.com

 

33.アルチンボルドメーカーが楽しい 

特筆すべきは、チケットで入場した後のすぐの広場にある「アルチンボルドメーカー」という機械。これ、装置の前に立つと目の前の画面に、自分の顔をアルチンボルドの絵風に表現してくれる。楽しい、これだけで行く価値はある。

 

 

今回はこんなところで。

それでは、お粗末さまでした。

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アルチンボルド展 公式サイトより