『スーサイド・スクワッド』を見る前に知っておきたいこと
巻き舌!
もくじ
はともかく、徒花です。
このあいだ見た映画はこちら。
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これ、単品で見たのは失敗だったかもしれない。
というのも、この映画、じつはアメリカの出版社DCコミックスが版権を持っている一連の作品群を映像化した『DCエクステンデッド・ユニバース』という世界観で繰り広げられる連作のひとつなのだ。
本作はシリーズ3作目なのだ
つまり、本作は
『マン・オブ・スティール』(2013年)
そして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
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の続編なのである。
もちろん、本作は本作だけでも楽しめるように工夫されているが、こういう次第なので、実は設定がけっこう入り組んでいて、集中してみないと何がどうなっているのかよくわからないストーリーになっていたりする。
これまでの流れを説明しよう
というわけで、ここでは前2作を見るのは面倒くさいけどハーレイ・クインは可愛いから『スーサイド・スクワッド』だけちゃちゃっと理解しておきたいワガママボーイ&ガールズのために、前2作のあらすじを紹介しておく。
当然ながらネタバレ満載なので、ちゃんと映画を見ようと思っている人は読まないほうがいい。
前2作の適当あらすじ
『マン・オブ・スティール』
スーパーマン誕生の物語。
知らない人も多いようだが、スーパーマンは地球人ではなく、クリプトン星から逃れてきたエイリアンである。
とにかくスーパーマンがいろいろ活躍して地球を救う。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
スーパーマンのおかげで地球の危機は救われたけど、街が壊滅的な被害をこうむったので「じつはスーパーマンって危険な存在なんじゃね?」と思い始めた人々&バットマンがスーパーマンと対決する物語。
その対立をウラで操る黒幕もいるが、とにかくこの戦いでスーパーマンは死んでしまう。その遺志を引き継いでバットマンが正義の軍団を作るようになりましたとさ。
『スーサイド・スクワッド』
本作はスーパーマンが死んでしまったあとの世界が舞台。
政府の高官であるウォーラーは、再びスーパーマンのような超人が世界に現れたとき、今度は人類の敵になるかもしれないと考えた。
そこでバットマンとは別に、悪人たちを使った特殊部隊(スーサイド・スクワッド)の結成を決める。
スーサイド・スクワッドのメンバー紹介
そのメンバーは
フラッグ大佐(普通の軍人。リーダー……というか保護者)
以下、画像はすべて公式サイトより
デッドショット(殺し屋。狙撃の達人)
ハーレイ・クイン(ジョーカーの恋人で、元精神科医の狂人)
キャプテン・ブーメラン(ブーメランを使う強盗犯。地味)
エル・ディアブロ(炎の悪魔の力を身につけた超人。超強い)
キラー・クロック(爬虫類の体を持つ超人。肉弾戦が得意)
カタナ(斬った相手の魂を吸い取る日本刀を操る女剣士。日の丸の仮面)
スリップノット(縄を操る暗殺者。地味な上に、すぐ死ぬ)
エンチャントレス(古代の魔法を操る魔女)
である。
本作は彼らがいろいろワチャワチャやる映画なのだ。
ジョーカーも出るよ
ちなみに、本作ではバットマンのライバルにして最凶の敵・ジョーカーも出てくるが、あのヒース・レジャーが演じたジョーカーが出てくる劇場版バットマンシリーズ(『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』の3つを合わせて「ダークナイト トリロジー」と呼ぶ)とは待ったく別の作品であることは注意されたい。
ハーレイは、基本弱い
CMなどではセクシー&キュートなハーレイ・クインが押し出されていたが、実際に見てみるとむしろ主人公はデッドショットである。
ハーレイはべつに特殊能力があるわけじゃないし、特別強いわけではないので、賑やかし……というかマスコットキャラクター的な位置づけだ。
だがとにかくハリウッドな映画でCGもド派手だし、見ていて楽しい。
おわりに
アメリカはすごいなぁと思うのは、バッドマンとスーパーマンを対決させちゃうところだ。
当たり前だが、この両者はもともと違う作品のキャラクターなので、本来は設定が違う。
スーパーマンは超人なので特殊能力を持っているし、それに伴ってヴィランもなにかしらの特殊能力を持っている。
しかし一方のバットマンはそういう能力は特にない。ただ、格闘技ができる超大金持ちだ。そして、ライバルのジョーカーも悪のカリスマだが、特殊能力は持っていない。
で、このふたつをミックスさせた作品なわけなので、スーサイド・スクワットの面々にも特殊能力組(スーパーマン寄り)と常人組(バットマン寄り)なキャラクターが混在していて、しかもそれぞれ活躍の場を持たせるわけだ。
日本のアニメとかの場合、そういう区分けはしっかりとされていて、特殊能力には特殊能力で戦うし、肉弾戦や銃撃ならちゃんと同じフィールドで戦うのだが、この作品の場合はまさに異種格闘技のバトルロイヤルといった感じで、そこらへんにアメリカのダイナミクスさを感じたりする。
そんなことを思いながら見たりした。
とりあえず今回はこんなところで。
それでは、お粗末さまでした。