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本で死ぬ

基本的には本の話。でもたまに別の話。

『絶対に行けない! 世界の秘境101』を読んだら「秘境」の概念がとろけた

Amazonで「春満開!2300タイトル一挙50%OFFフェア(3/30まで)」やってる模様。

 


 

ざざっと見てみたら、おそらく新社会人あたりをメインターゲットにしているのか、ビジネス系の実用書が多い感じ。文芸しか読まない人はあまりそそられる作品はないかもしれない。

 

で、私が購入したのがこちら。

 

絶対に行けない! 世界の秘境101<絶対に行けない! 世界の秘境101> (中経の文庫)

絶対に行けない! 世界の秘境101<絶対に行けない! 世界の秘境101> (中経の文庫)

 

 

通常730円のところ、365円で入手。220ページくらいで、フルカラー。なによりも表紙のインパクトが抜群で、私の中の「読んでも役に立たなそう」メーターがビンビン反応した一冊だ。

 

ちなみに、Amazonの電子書籍はスマホがあれば、アプリをインストールして読める。たしかにKindleの本体があればそっちのほうが読みやすいのだろうが、電子書籍のヘビーユーザーでない限り、たいていの本はスマホで読めば間に合うのではなかろうか。

※ただし、本書のように見開きぶち抜きで写真を掲載している本の場合は、スマホだと強制分割されてしまうのでおススメできない。この場合、PC版のKindleソフトも無料でダウンロードできるので、PC画面のほうが読みやすいかも

 

 

とりあえず、本書で紹介されている秘境はこんな感じだ。

第1章 アジア

祖谷(日本) 与那国島(日本) 珍島(韓国) 陽朔(中国) ミャオ族のムラ(中国) 羅平(中国) 元陽(中国) ラプラン寺(中国) 張掖丹霞地貌(中国) 月牙泉(中国) カイラス山(中国) ハンドレッド・アイランド(フィリピン) チョコレート・ヒル(フィリピン) セピロック(マレーシア) タナ・トラジャ(インドネシア) コモド島(インドネシア) シベルト島(インドネシア) タイニン(ベトナム) ムアンシン(ラオス) 首長カレン族の村(タイ) ゴールデンロック(ミャンマー) タクツァン寺院(ブータン) コックス・バザール(バングラデシュ) ドルボ(ネパール) プクタル・ゴンバ(インド) アラハバード(インド) ハンピ(インド) ムンナール(インド) フンザ(パキスタン) バンディ・アミール湖(アフガニスタン)

第2章 オセアニア

ホワイトヘブンビーチ(オーストラリア) キャサリン渓谷(オーストラリア) バングルバングル(オーストラリア) ブルーム(オーストラリア) カリジニ国立公園(オーストラリア) クリスマス島(オーストラリア領) ワカティブ湖(ニュージーランド) ブロカ(パプアニューギニア) マウント・ハーゲン(パプアニューギニア) セピック川流域(パプアニューギニア) タベウニ島(フィジー) ナンマドール(ミクロネシア連邦) ジープ島(ミクロネシア連邦) ヤップ島(ミクロネシア連邦) ロックアイランド(パラオ)

第3章 ヨーロッパ

ウシュグリ村(グルジア) ネムルト・ダー(トルコ) アトス山(ギリシャ) サントリーニ島(ギリシャ) ブレッド湖(スロベニア) ドロミテ(イタリア) マスパロマス砂丘(スペイン) ドーセット(イギリス) スケリッグ・マイケル(アイルランド) シェラーグ(ノルウェー) ノールカップ(ノルウェー) キルナ周辺(スウェーデン) ラップランド(スウェーデンほか) グリーンランド(デンマーク領) カムチャツカ(ロシア) 

第4章 中東・アフリカ

シバーム(イエメン) ソコトラ島(イエメン) ワディ・ラム(ヨルダン) 死海(ヨルダン/イスラエル) マサダ(イスラエル) 聖書のテル群(イスラエル) アイト・バン・ハッドゥ(モロッコ) テネレ砂漠(ニジェール) バンディアガラ(マリ) ラリベラ(エチオピア) ナクル湖(ケニア) マサイ・マラ国立公園(ケニア) ザンジバル島(タンザニア) ラ・ディーク島(セーシェル) バオバブ街道(マダガスカル島) イサロ国立公園(マダガスカル島) ザンベジ国立公園(ジンバブエ) 大ジンバブエ遺跡(ジンバブエ) オカバンゴ・デルタ(ボツワナ) ナミブ砂漠(ナミビア)

第5章 南北アメリカ

クルアニ国立公園(カナダ) レイク・ルイーズ(カナダ) 州立恐竜公園(カナダ) フェアバンクス(アメリカ) グレイシャー・ベイ国立公園(アメリカ) ザ・ウェーブ(アメリカ) クリスタルリバー(アメリカ) バハ・カリフォルニア(メキシコ) セノーテ(メキシコ) グレート・ブルーホール(ベリーズ) ボアス火山国立公園(コスタリカ) コルコバード国立公園(コスタリカ) ガラパゴス諸島(エクアドル) カナイマ国立公園(ベネズエラ) レンソイス・マラニャンセス国立公園(ブラジル) ウロス島(ペルー) ウユニ塩湖(ボリビア) ラグーナ・ベルデ(ボリビア) ロス・グラシアレス(アルゼンチン) デセプション島(南極) サウス・ジョージア島(イギリス領)

 

ただ、私は本書を読んで「秘境とはなんぞや???」という疑問が浮かんでしまった。とりあえずこれを見てくれ。

 

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韓国の珍島という場所なのだが、人多すぎでしょ!

これのどこが秘境? ただの観光地じゃないの?

 

そもそもこの本、タイトルからしてちょっとオカシイ。「絶対に行けない!」と銘打ってあるのだが、中を開くとフツーに行き方が載ってあったりして、自己矛盾を起こしているのだ。

 

あと、きれいな写真を大きく載せてくれているのはいいのだが、センスのないところもある。次はこちらを見て欲しい。

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こちらは中国の月牙泉で、なかなか秘境っぽくていい場所なのだが、キャプションというか、本文とかミニコラムをこんなに写真の上に乗っけたら綺麗な写真が台無し。まぁ、もともとは文庫本で作られたやつなので、紙が小さい分、写真を大きく載せようとすると文字を乗っけるスペースがないのだろうけれど、これはちょっといただけないところである。

 

と、いろいろ文句は言いつつ、なかなかおもしろそうなものもあるので、ちょっとだけ紹介する。

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これはブータンのタクツァン寺院。「THE 秘境」って感じがする。私の個人的な好みだが、単に豊かな自然があるだけよりも、こんな風に人間の建築物があったほうがおもしろいと思う。

 

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こちらはギリシャのアトス山。女人禁制の場所は世界各地にあるが、「観光客は別」というお客様ルールを設けているところも多い。しかし、このアトス山はたとえ外国人観光客だろうが例外は一切なし! というか、人間はもちろん、動物のメスでさえ入山させない徹底ぶりだ。個人的にはこういう宗教的建築物は興味深い。

 

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これはアメリカ、アラスカ州のグレイシャー・ベイ国立公園。単にきれい。

 

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これはベネズエラのカナイマ国立公園。これはまさに秘境of秘境。秘境のなかの秘境。まさに秘境王である。というか、本文のなかでも「地球最後の秘境」と言っちゃってるので、「じゃあこれまでの場所はなんだったんだよ?!」と突っ込みたくなる。

 

おわりに

 

普段、あんまりこういう写真がメインの本は読まないのだが、セールで安いとついついこういう本でも買ってしまう。ざざっと見てみて、なにかいい本があれば、食指が動くに任せて読んでみるのも悪くない。

 

 

今回はこんなところで。

それでは、お粗末さまでした。