本で死ぬ

基本的には本の話。でもたまに別の話。

『マルドゥック・スクランブル』はマンガ版のほうがおもしろいよ

先日、Amazonでポイント還元キャンペーンをやっていたので、『不滅のあなたへ』を購入して読んだ。

 

これ。

 

不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

 

 

本作は何にでも姿を変えられる白い球体が、なにやらわけありの環境で独り暮らしていた少年の姿になり、旅に出る物語である。このあとなんだかいろいろな展開になりそうで、なかなかおもしろそうだ。ちなみに、2巻はもうすぐ発売される。

 

不滅のあなたへ(2) (週刊少年マガジンコミックス)

不滅のあなたへ(2) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

本作の著者、大今良時氏は劇場アニメ化されたあの『聲の形』の作者である。(ちなみに、男性っぽい名前だが女性である)

 

聲の形(1) (講談社コミックス)

聲の形(1) (講談社コミックス)

 

 

……というところまでは私も知っていたのだが、じつはこの人、『マルドゥック・スクランブル』のコミカライズ版の著者でもあったのだ! そしてこれが、プロとしてのデビュー作でもある。これね。

 

マルドゥック・スクランブル(1) (週刊少年マガジンコミックス)

マルドゥック・スクランブル(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

まったく著者の名前を覚えていなかったが、私はこのノベライズ作品が好きだ。ぶっちゃけ、主人公の少女・バロットのキャラクターデザインは劇場版アニメのほうがかわいいのだが、物語の展開は絶っっっ対にこのノベライズ版のほうがおもしろい

 

ので、今回は『不滅のあなたへ』ではなく、こちらのコミカライズ版『マルドゥック・スクランブル』を紹介したい。全7巻と程よい長さで完結しており、ちょっと廉価なKindle版もリリースされているので、興味を持った人はぜひ読んでみていただきたい。

 

私はマンガの編集者でもないし自分でもイラストは描けないのであまり大口は叩けないが、やはり、マンガというのは単に絵がうまければおもしろいものではない。本作の場合も、デビュー作ということがあり、お世辞にも画力が高いとは言えない。

(むしろ、『不滅のあなたへ』でやたらと画力がグレードアップしていたのでびっくりした)

 

それよりも重要なのは、コマ割りと台詞のセンス、キャラクターの描きだし方だろう。本作の場合、それが非常に高いクオリティで、画力の至らなさを補って余りある。とくに秀逸なのは、後半の盛り上がりどころであるカジノでのシーンだ。

 

ここで、主人公のバロットはウフコックの力も借りながら、カジノ側の人間たちのイカサマを破っていく。やがて彼女の前に立ちはだかるのは、カジノの守護神「神の収穫者」という二つ名を持つアシュレイだ。

 

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まあもちろん、主人公であるバレットは、ブラックジャックというゲームで最終的にカードを自在にコントロールできるこのアシュレイにも勝利するのだが、なかなかにドラマティックで感動的なシーンだ。

 

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続きは買ってね!

 

いや、劇場版は劇場版でバロットのデザインがかわいいし、声は林原めぐみさんだしで、おもしろいのだけどね。

 

 

 

マルドゥック・スクランブル(1) (週刊少年マガジンコミックス)

マルドゥック・スクランブル(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

今回は短いけどこんなところで。

それでは、お粗末さまでした。