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本で死ぬ

基本的には本の話。でもたまに別の話。

その習慣が精子を減らす

その他

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今回は最近読んだ2冊の本から「男性不妊症」のことについて書いていく。

 

もくじ

 

なお、今回のエントリーは以下の2冊の本を元に書いた。あくまでここでは書いているので、詳しく知りたい人は読んでみてほしい。

 

男性不妊症 (幻冬舎新書)

男性不妊症 (幻冬舎新書)

 

 

男を維持する「精子力」

男を維持する「精子力」

 

 

子どもができるのは一種の奇跡

 

本によれば、不妊に悩む夫婦は一定程度いて、8~10組に1組程度の割合らしい。私も周囲の人に話を聞き、「結婚して10年くらいずっと妊活して、やっと子供を授かったんだよねー」という人が少なからずいたのに驚いた。

 

セックスして子どもができるというのは、当たり前のことではない。

女性の卵子が受精できるのは月に一度、排卵されてから最長で24時間。

男性の精子が射精されて子宮内で活動できるのは最長72時間。

ただし、実際的に妊娠可能な時間はもっと短くなる。

この時間の間にうまく受精しないと、子どもはできないのだ。

 

不妊の原因の半数は男側の問題

 

不妊というと何かしら女性の方に問題があると思われがちだ。

不妊治療というのは、女性がやるもの、と考える人も多いと思う。

しかし、WHOの調査によれば不妊の原因が「女性のみ」の割合は41%で、「男性のみ」が24%となっている。(原因不明が11%)

 

この数字を見ると「結局女性が原因のほうが多いじゃねーか」と思いがちだが、そもそも男性は女性に比べて検査に消極的なので、潜在的に男性に原因がある不妊症はもっと多い可能性はある。

 

自覚症状がない精索静脈瘤

 

「自分はちゃんとオナニーして精子が出るから大丈夫」とは言えない。

精子の数が妊娠できるだけの数に足りなかったり、精子の動きが鈍い「造精機能障害」というのがあるのだ。

とくに注意したいのが「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」というやつ。

これは、睾丸付近の血流の流れが滞って血液が逆流することで欠陥が膨らんでしまう病気だ。こうなると精巣の温度が上昇して酸化物質が増え、精子の質が落ちる。しかも痛みや違和感が出ない場合が多く、射精も普通にできるので、まず自分で気づくことができないのだ。

 

精子濃度はふつうどのくらい?

 

精液の中で精子が占める割合は案外少なく、30%くらいしかない。それ以外は潤滑液だったりする。

WHOの基準では1mlあたり1500万以上の精子があれば「正常値」とされるが、本のなかで実際に不妊治療に携わっている著者の人々の所感では、まず1mlあたりに6000万個くらいあれば問題ないといえるらしい。

 

ちなみに、石川氏が23歳前後の大学生200人程度の精子を図ってみたところ、おおよその平均は7000万個/1mlとのこと。人によって差が激しく、2億個くらいあるツワモノもいれば、0個という人もいたという。

 

ただし、精子の数が多ければ問題ない、というわけでもない。精子の運動量、つまり、ちゃんと子宮の中を泳いでいく力を持っているのか……ということも大切だ。精子の数も含めて、これはちゃんと検査を受けないとわからない。(検査については後述)

 

精巣がんも自覚症状がないことが多い

 

精子が減る原因は日常生活の問題である可能性もあるが、もうひとつ、精巣がんも決して侮れない。

精巣がんも精索静脈瘤と同じように痛みなどがないので自分で気づきにくいケースが多く、ちゃんと検査を受けないと発覚しないからだ。

 

こちらの記事も参考になる。

 

ほかに、精子をつくるのはホルモンなので、そのホルモンの分泌量が正常ではないと精子がつくられにくい体になる。詳しい病症は本を読んでほしい。

 

精子を減らす生活習慣

 

というわけで、ここから日常生活の中で精子を減らしたり質を落としたりする原因について述べていく。ちなみに、男性の精子も基本的には35歳を境にして減少していく傾向があるらしいので、子どもが欲しいなら若いうちに検査を受けてちゃんと妊活を始めたほうがいい。

 

育毛剤は使わないほうがいい

 

育毛剤に使われている成分、フィナステリドは男性ホルモンを抑制する効果がある(そもそもハゲになるのは男性ホルモンが原因だから)。だから、使っていると精子の数や質に悪影響を及ぼす。

子どもが欲しいなら、ハゲは覚悟せよ。

 

筋肉増強剤も要注意

 

筋肉増強剤に配合されているアナボリックステロイド(男性ホルモン作用蛋白同化ステロイド)は男性ホルモンによく似た働きを持っている。

そのため、これを多量に服用すると体が「男性ホルモンいっぱいあるからもう作らなくていいよね?」と勘違いして、精子に影響が出る恐れがあるのだ。

 

大豆の取りすぎ

 

大豆は女性ホルモンを増やすともされていて、女性にはお勧めされるが、男性ホルモンおよび精子の生成にはそんなにいい影響がない。

もちろん、食べて悪いものではないが、食べ過ぎには注意したい。

 

自転車に長時間乗る

 

自転車に乗って前傾姿勢が続くと、サドルが股間を圧迫して血流が悪くなる。長時間、頻繁に乗っている人は時々腰を浮かして股間の血流を良くするなど、工夫が必要。

 

過度なオナ禁

 

精子は基本的に3日くらいで補充される。古い精子は壊される。

ちなみに、オナ禁をするとやる気が出たりするという噂があるが、これは医学的根拠が全くないので、個人的にはあまりおススメできない。

精子はちゃんと、2~3日に1回くらいのペースで出してあげたほうがいい。

 

膝の上でノートパソコンを使う

 

精巣は熱に弱い。だから、男のキンタマは少しでも涼しくなるように、体の外でブラブラしているのだ。

ノートパソコンは想像以上の排熱があり、長時間膝や太ももで使っていると下半身の体温が上昇して、悪影響を及ぼす。これはけっこう知られているかもしれない。

同様に、音頭が高すぎるコタツにあまり長時間はいるのもよくないだろう。

 

ブリーフはNG

 

ノートパソコン同様、ブリーフやボクサーパンツなどキンタマを密着させるようになると温度が上昇しやすい。トランクスや褌のように、通気性が良い下着のほうがキンタマにはありがたい。

 

深酒とタバコ

 

これはわかるとおもう。深酒と喫煙は精子の量に影響するので、やめたほうがいい。あと、食品添加物が多量に使われているインスタント食品ばかり食べていたり、食生活のバランスが偏っているのも、当然改善したほうが良い。

ちなみに、カキやすっぽんなどは精力増強によいとされているが、医学的根拠は特にない。また、亜鉛のサプリメントを飲んでも、精液量は増えるが精子形成には影響を与えないとされている。

 

検査は簡単

 

検査は産婦人科や泌尿器科で受けられるが、きちんと受けるなら泌尿器科のほうがいいっぽい。

基本的には自宅もしくはクリニックで射精をして精子を提供し、精子の数や運動量などを調べてもらうことになる。

 

ただし、男性ホルモンの数値などをちゃんと知りたい場合は、それに血液検査やエコー、触診なども追加される。

基本的な検査なら医療保険が適用されるので3割負担だが、精密な検査だと保険適用外になり、1~4万円くらいかかる

 

どこで検査を受けるか?

 

男性の不妊治療はまだそんなに一般的ではないので、まず検査をしてくれる病院が少ないのが現状だ。不妊治療をやっているところも女性がメインで、男性のみの精液検査はあまりやってくれないところもある。

そこで、検査を受ける場所を選ぶときの基準を紹介しておく。

 

●臨床データを公開している

●人員が多い(土日祝日も休まずやっているところは複数の医師が在籍していてマンパワーがある可能性が高い)

●JISART(日本生殖補助医療標準化機関)に加盟している

https://jisart.jp/about/member/memberlist/

●一般社団法人日本生殖医学会に認定されている。

一般社団法人日本生殖医学会|生殖医療専門医制度 - 認定者一覧

 

おわりに

 

最近だとWELQの記事の問題もあったが、医療に限らず、インターネット上の情報だけに頼るのは危険性があることは、私が読んだ本のなかでも述べられていた。

私の記事も、あまり全幅の信頼を寄せて読まないでほしい。私の勘違いで本から間違った内容を読み取っているかもしれないからだ。

 

徒花は近々、精液検査を受けてみようと思っているので、それを受けたら体験談をリポートする。

 

男性不妊症 (幻冬舎新書)

男性不妊症 (幻冬舎新書)

 

 

男を維持する「精子力」

男を維持する「精子力」

 

 

今回はこんなところで。

それでは、お粗末さまでした。