本で死ぬ

基本的には本の話。でもたまに別の話。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』を予約したので宣教せざるを得ない


オーディンスフィア レイヴスラシル PV#01 - YouTube

前々からどうしようかなぁと考えていたのだが、AmazonでPS4版のオーディンスフィア レイヴスラシル』を予約した。

もくじ

発売日は2016年の1月14日。Amazonで予約すると特製の上製本がもらえる。上製本」というのはハードカバーのことだ。ソフトカバーのものは「並製本」と呼ぶ。これマメな。

もともとこのゲーム、2007年にPS2のソフトとして販売されていた。本作はその続編とかそういうわけではなく、完全リメイク作品である。つまり、中身は同じだ。

なんで中身が同じゲームをまた買うのさ?

見出しの疑問はもっともである。そんなに古いゲームでもないので、PS2バージョンのものも映像はきれいだし(そもそもグラフィックにすごーくこだわってるゲームである)、攻略に支障をきたすような致命的なバグもない。ただ、ちょっと一部、問題があったのだ。具体的に言うと一部で処理落ちがひどい。

PS2版は発売直前になってさまざまなバグの修正に追われたため、その修正でいろいろ負荷がかかってしまったらしい。ソースはこちら。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』ヴァニラウェアの神谷盛治氏&大西憲太郎氏が語る、並々ならぬ思い入れとコダワリのポイント! - コミニー[Cominy]

そのため、画面内にいっぱい敵キャラクターが現れたり、ド派手なエフェクトの技を使ったり、一部のボス戦になると激しい処理落ちが発生するのだ。「なにこれ、『リターナー』のソニックムーバーでも使ってるの??」ってくらい、この処理落ちはひどい。

※『リターナー』はわりと好きな映画なのだが、知っている人が少ない。おもしろいんだけどな……。そういれば、最近、鈴木杏を全然見ない。

「一部のボス」とぼかして書いたが、具体的に名前を挙げると死者の国の女王・オデット戦である。この現象のおかげで、彼女には「処理落ちの国の女王」という不名誉な称号が授けられるほどだった。

f:id:Ada_bana:20151107233542j:plainオデットさん……こうやって見るとミサイルおっぱい……

そもそもこのゲーム、美しいビジュアルと爽快なアクションが魅力で、制作陣もそれをかなり意識して作ったという。そして結果、美しいビジュアルは実現して高評価を得たが、「爽快なアクション」という点で、上記の処理落ちなどが発生したため、不評を買ったのである。とはいえ人気のあるゲームだったため、今回、リメイクと相成ったわけだ。楽しみ。

レイヴスラシルの新要素

今回の作品は約1万円となかなかお高い。それもそのはず、じつは2本立てとなっていて、オーディンスフィア』のリメイク版とリマスター版がひとつになっているのだ。リマスター版は本当にPS2版の不具合を処理した以外、そのままの作品である。んで、リメイク版には細かく新要素を入れている。以下のページに箇条書きにされているが、徒花的に気になるものを書き出してみよう。

www.inside-games.jp

①グラフィックのHD化+ワイド化・ 全グラフィックをHD化し、画面解像度が向上(PS4・PS3版ではフルHDにも対応)

②プレイヤーキャラクターのアクションを全面刷新。全体的にプレイヤーキャラクターの機動力が上がり、操作性や爽快感が大きく向上

③中ボスなどの敵キャラクターが追加・ 新規で敵キャラクターが多数追加

PS2版ではPOWゲージによる行動制限があり、際限なく攻撃することができなかった。が、本作では行動制限が撤廃され、心ゆくまでコンボを楽しむことができる。

※個人的にはPOWゲージによる行動制限はアリっちゃアリだとは思うが。まあ、この声が多かったのだろう

サイファースキルを全面刷新

公式ホームページもきれいだなあ

atlus-vanillaware.jp

「OSL」と略すのが公式なよう。あと、公式マンガもスタートしたようだ。こちらもチェックチェック。

atlus-vanillaware.jp

しかし、コミックの中でも語られているが、なぜ押切蓮介氏を選んだのか……謎。押切氏といえばあのハイスコアガール。いやはや。

ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)

ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)

 

まあ、和解したようなので、とりあえず円満解決なのでしょうかねぇ。

www.huffingtonpost.jp

オーディンスフィア』の概要

というわけで、ここからはオーディンスフィアをプレイしたことがない人に向けて宣教する内容になる。

ジャンルは2D横スクロールファンタジーアクションRPGである。3Dが当たり前になっていた2000年代前半にあえてこの古臭いシステムを採用したのは、絵本のような世界観を大切にしたからだ。同様のゲームは朧村正ドラゴンズクラウンがあり、開発元のヴァニラウェアが得意としているジャンルだ。どちらもプレイしたが、やはりおもしろいのでおススメである。

朧村正 (特典無し)

朧村正 (特典無し)

 

 

ドラゴンズクラウン

ドラゴンズクラウン

 

物語は北欧神話をモチーフにしたもので、5人の主人公の物語が終盤にかけてひとつに集約されていく。剣と魔法のファンタジーで、もちろんドラゴンも登場する。徒花はこういう厨2病的な設定が好きだ。


オーディンスフィア レイヴスラシル : キャラクター紹介 「グウェンドリン」 ~ストーリー編~ - YouTube


オーディンスフィア レイヴスラシル : キャラクター紹介 「オズワルド」 ~ストーリー編~ - YouTube


オーディンスフィア レイヴスラシル : キャラクター紹介 「メルセデス」 ~ストーリー編~ - YouTube


オーディンスフィア レイヴスラシル : キャラクター紹介 「ベルベット」 ~ストーリー編~ - YouTube


オーディンスフィア レイヴスラシル : キャラクター紹介 「コルネリウス」 ~ストーリー編~ - YouTube

上の画面を見てもらえばわかるように、声優陣は超豪華。ほかにも、主要キャラクターにこれでもかと贅沢に声優さんたちを使っている。耳が幸せ。なお、個人的にはベルベットがお気に入り。みゆきちさんだし。

●現世と幻世を闊歩する魔王・オーダイン(声:立木文彦
●死に鎮座する冥界の女王・オデット(声:本田貴子
●傲慢な愛に飢え渇く炎の王・オニキス(声:関智一
●今は亡き緑と妖精達の女王・エルファリア(声:本田貴子
●過去の栄誉を忘れた臆病な老王・エドマンド(声:松岡文雄
●三賢人に隷属させられる不遇の竜・ベリアル(声:飯塚昭三
●未来を見据える博学の賢竜・ハインデル(声:若本規夫
●悲劇の過去に傷ついた亡国の王子・イングヴェイ(声:森久保祥太郎
●安眠を望む異形の先王・ガロン(声:中田譲治

なお、アクションゲームではあるがレベルの概念があるし、難易度も選べるし、強いアイテムもいっぱいあるので、そこまでテクニックは要求されない。

オーディンスフィア』の魅力

●幻想的なグラフィック

このゲームの魅力の5割以上はここに尽きる。キャラクターデザインや背景がいちいち綺麗なのだ。これはもう見てもらえばそれでいい。

●ディティールへのこだわり

先のインタビュー記事も語られている通り、とにかくキャラクターの一挙一動、エフェクトなどにすごくこだわっている。引用しよう。太字は徒花がつけたもの。

ふつう、キャラクターのアニメは先にフォーマットを決めて、アニメはそれに合わせて作るのですが、オーディンスフィア』では、絵と絵のつながりが不自然でデザイン的に美しくない場合、そのキャラクター専用の制御になってもアニメを加えています。キャラクターごとにアニメの分けかたもバラバラです。たとえば、キャラクターがしゃがみかけたときにコントロールスティックの入力を離すと、パッと立ちポーズに戻るんですけど、ベルベットだけは胸が揺れるアニメが挟まるんです。

(中略)

それから、これは神谷の特徴でもあると思うのですが、利便性よりもリチュアル(儀式)の楽しさを取るんですよ。『ドラゴンズクラウン』でも、宝箱を開けるのにわざわざ“盗賊のロニ”に指示を出して開けさせるという形になっていますが、「宝箱の前でボタンを押せば開くようにすればいいんじゃないの?」と、ふつうは思いますよね。キャンプ料理を作るシーンでも、わざわざ食材を鍋に入れてかきまぜるなんてことをやらせずに、作る料理を選んでボタンを押すだけでもいいわけです。そのほうが明らかに便利なのはわかっているんですけど、便利さを求めるうちに失われる楽しさというのも、確かにあるんですよね。

●完成度の高いストーリー

とにかくシナリオが好み。破滅を運命づけられた世界の中で、運命に翻弄されながら四苦八苦する男女5人の物語である。また本作、セリフ回しがいちいち大げさで仰々しい。主人公のひとり、オズワルドなんかはあまりにも詩的な言い回しが多いので「ポエマルド」として親しまれている。

あと、本作はマルチエンディングなのだが、そのエンディングの決まり方がちょっと珍しい。最終章で5人の主人公が5体のラスボスと戦うのだが、どのボスとどのキャラクターを戦わせるかによってエンディングが変わるのだ。それぞれ正しいキャラクターを選ぶとトゥルーエンドが見られるのだが、そのヒントが叙事詩の形となっている。こんな感じ。

第1節
大釜の炎で大地は沈む 鏃と刃で底打てど たぎりは溢れん ただ歩をば戒めるのみ
第2節
燭々たる6つ眼の獣が駆ける 救いの御手の導き手 苦痛を払うるは我が息子
第3節
死の凱旋で冥府の王は現る 漆黒を脅かすは 時に亡き彼の主の影
第4節
森を焦がし灼熱が来たる 人には抗えぬ炎の奔流は いずれ世界樹に阻まれ消える
第5節
蛇の王が残りを喰らい尽くす 混沌と炎から生じ 母の手で眠る

大地に生命は絶え 終焉が満ちる

こういうところも厨2病ちっくだ。だがそれがいい

ヴァニラウェアの新作『十三機兵防衛圏』

そんなヴァニラウェア待望の新作情報も発表された。それがこちら。


十三機兵防衛圏 PV#01 - YouTube

dengekionline.com

まだあんまり情報はないが、どうも美少女×ロボットものっぽい。これまではファンタジー一辺倒だったのだが、ちょっと毛色の違うものになりそうだ。買お。

おわりに

ということで、本エントリーにてオーディンスフィアの魅力が伝われば幸いだ。購入を決定した徒花だが、最大の問題はPS4を持ってない、ということである。そのうち買おうかな…。

あと、このエントリーを書くために「オーディンスフィア」で検索をかけまくっていたら、あっという間に広告が「オーディンスフィア」ばっかり出るようになってしまった。

SIF EX オーディンスフィア ベルベット

SIF EX オーディンスフィア ベルベット

 

それでは、お粗末さまでした。